感動

毎朝、自転車でふらふらと勤め先に向かう。
桜の季節は桜。
蛍の季節は蛍。
カツオはなくとも、目に青葉。
そして、水の流れる音。
すべてがなにげなく存在していて、意識した瞬間に自分の中に流れ込んでくる。
きづくことで贅沢で裕福で幸せな気持ちになる。
道路をみて一生懸命自転車を漕ぐのも、新芽のみずみずしい桜にみとれながら、せせらぎにも耳をかすのも、
蛍の脇に家路を急ぐのも、少し足をとめてビールを飲みながら蛍と話を交わすのも、
すべて自由。

見ようと見まいと、存在自体なけりゃお話になりません。
そこにあるなら、ささいな喜びに敏感にありたい。
強い感動じゃないけど、心象風景に出会えた気持ちがする。
そして、やっぱり昭和の風景好きな自分に気付く僕でした・・・