あんなー時代もー

教授方の話を聞いていると、昔の下宿状況というのはかなり赤裸々なものだったんだなと思う。
ふすまで仕切られた部屋で、鍵がなかったり、一部屋に二人で住むこともあったらしい。先輩の下宿を代々後輩が受け継いでいくとか、いま体験したくてもうちの大学周辺では難しいことばかり。
下宿の窓から隣のお姉さんの着替えが見えたとか、そんなのは今も昔も同じ。
べたべたした人間関係も、そういった雰囲気が希薄な学生の多い今では、暖かく魅力的にすら感じる。
んななかで、特に世代の差を感じるのが、京都国際会館のコンペの話や大阪万博の話。
コンペの結果に難癖つけて、菊竹さんの案は進みすぎていたからみんな理解できなかったんだとか、いろいろ議論するのは今も同じ。でも、僕ら世代にとって既に歴史となっている国際会館のコンペが、リアルタイムに議論されていたってのは、時代を感じる。